ハーローゲーン・挟み撃ち・ジレンマ

　廃剤くせぇ




　廃剤台車を押す俺の姿があまりにも異様だったらしい
　エレベータに乗るあたりから様子が変だなァとは思っていたけれど
　同じ室仲間以外の研究生の反応が明様におかしい
　トラック前に来た瞬間に解せない視線にめった刺しにされて
　そんなに変な格好してたかしらと　隠れるように便所の鏡へ向かう俺

　ま　まぁ髭剃っていなかったけれどコレはまだ人並み　の筈
　あれぇ
　というか格好だったらどうしようもありませんがな^p^
　サンジの整形の蹴り喰らうしかなくね^p^





　早めに席とって飲み物買いに行って戻ってきたら
　三人席の右端に置いていた荷物が中央に来てて
　何故か女性モノのかばんに挟まれている...

　Ha?(ﾟдﾟ)

　よく見たら前の三人席にも何時の間にか女性モノのかばんがズラリ
　チェックメイトです

　やられた^p^
　とりあえず言わせてもらおう

　ksg

　げふん

　一番後ろが空いてて良かった。






　ジレンマとは常に付きまとうもの
　中立として歩み続けた自分には過去にも色々な事があった
　そして今も

　毎度毎度
　正義をかざしてみたり　バイパスになってみたり　両成敗したり
　お手上げしたこともあった

　そして今
　両方とも掴もうとしている

　面倒な解釈はやめにしたいんだ
　知らない世界の事は言えないし
　たった一秒間も触れていられない事をどうするとも言えん

　昔に比べれば素直に振舞っている気がする