目の前のもの

　角がつぶれたノートが一冊
　講義が減って触れる機会も減ったダイアリが一冊
　まぁ後者は仕様で小さめのサイズになってしまったので丁度いいのだけれど





序。

　無事届きますた＞＜
　実感という名の栄冠がしっかりと残りたまらないっ





いきなりですがぶんかーつ

　 
　恥ずかしくても書きたい、そんなことがあってもいいよね。

　


　何がきっかけでといわれて強いてあげるなら数日前の電話。
　でもその時はなんとも思わなかった、といっても感情としては。
　胸のうちで減らず口を吐いておいただけ。




　もし　子供がいたら

　俺は今を見せる。
　俺も今を見る。
　家族で今を見る。
　絶対にだ。



　高校とか大学とか就職とかどうでもいい

　どうせその時になればいやでも目にするんだ
　それ以前に大事なのはそれそのものじゃない

　小学校低学年生に中学のことを
　中学生に高校のことを
　高校生に大学のことを
　求めていない子に押し付けても

　今がんばらないと将来苦しむぞだなんて　難しいことを押し付けても
　言葉はその人の頭の中でしかまわらない　翻訳できなければ小難しい魔法
　小学校はすべてが小学校ではないし中学校も高校も
　未来を希望に決め付けようが絶望に決め付けようが
　それは道ではなく靄にかかるつり橋
　


　暗い明日を見れば迷い　明るい明日を見せれば焦り
　過去を見せれば前を恐れ
　未来を見せればその複雑で難解な世界に　投げ　あるいは期待にこたえようとするだろうし
　子は親が好きなのだから



　現実を真っ直ぐ見据えるのであれば　それを見たまま語るのであれば
　現実は寂しい。実に寂しい。それがデフォルト。
　俺も寂しい。あなたも寂しい。皆寂しい。
　でも寂しくない。何故?




　言葉の安心なんていらない　それはここにはない未来しか語らない
　共通語は現実であるしそれは寂しさを象徴する。
　私語は翻訳せずに外に出すと偽りにしかならない。



　今、それは現実であって現実でなく
　瞬間であってこの場所以外には同時に存在し得ない
　一般企業で働くAさんの今は県立高校に通うB君の今ではない
　Aさんが帰宅してB君にAさんの今を語ったところでそれはAさんの現実でしかなくB君の現実もとい今ではない
　押し付けられたところで鬱々しいだけであるし　期待されても重くのしかかるだけであるし　実態と結び付けられても焦るだけだ



　押し付けられる現実なんて必要ない
　あるのは今だけ
　答えなんて必要ない
　求められるのは安心だけ
　不安に触れ色あせる影から逃れたいだけなのに
　行く当が違ったんだね



　絶対に子供にねだりはしない







　親子に限らず対人関係はそういうもんだと思うのだがどうなんだろう。

　尤も俺は感じたままに動いた結果なのだけれど
　俺自身が相当あれだからなぁ




　俺は都市の片隅で喫茶でも営んでいたほうが一番性に会ってるんだろうなぁ...
　と、昨夜一人感傷に浸っておりました。
　資本金ねぇから今の足しにはなんねぇけど。
　もとより
　もてなしの才ならともかく　もてなす物を成す才のほうはちょっとアレなんで
　まぁ生涯の経営を個人プレーでやろうって方がばかげた話なのだけれどw



　いいなぁ、喫茶。






　俺は今を見る。　共に。